前回は着物に入っている柄の意味をお伝えしましたが、今回は『繰り返し文様』である
有職文様(ゆうそくもんよう)と呼ばれるものの意味合いをお教えします!
生地に入っている織りものの特色を活かした柄の意味を知ると、ますますお着物への
興味が沸きますね。
中国から伝えられた卍(まんじ)を繋ぎ合わせた文様の事。
連続して続く模様で、縁が長く広く続くことを願う意味。
着物の生地の地紋(じもん)にもよく使われてます。
白無垢や色打掛の下に着る掛下にはこちらの模様が入っています。
カメの甲羅に似ていることから長寿の意味もあります。
亀甲の中に菊や菱を入れて華やかにしたものが多い。
つるが伸びていくように、物事が進展し永遠に続くという意味合いがあります。
菊や牡丹などを組み合わせているものが多い。
一つの輪を上下左右に重ねて出来た文様で、永遠に続く象徴として『長寿』や『福』の意味を持ちます。
中国青海省にある『青海湖』がこの文様の起源だそうです。
青海は最も静かで穏やかな湖だそうで、穏やかな日々を喜ぶという意味があるそうです。
麻の葉は6つのひし形を1枚の麻の葉に見立て、それを繋ぎ合わせた文様。
シンプルで飽きのこないことから人気のある文様の一つです。
続き柄として、長い繁栄を意味している『有職文様』。
地紋はそこまで目立つ要素ではないかもしれません。
ただせっかく日本伝統の婚礼衣装を身にまとうならば、意味を持って着られると愛着がわきますよね。
こだわりを持って選んだ婚礼衣装への愛着は、記憶にしっかりと残るものとなること間違いないです!